2014.7.28「遺言書作成における(付言事項)について

遺言書は自分が万一亡くなった場合に、相続争い等が発生することを防止するため、自分

の財産を相続人等にどのように配分するかを明らかにするものです。

 

遺言者は相続人となる人を確認して、通常はそれぞれの方に配分する具体的な財産を指定

します。  例えば、宅地は長男に、家屋は妻に、田は長男に、畑は三男に、農協預金は妻

に、郵便貯金は長女に、国債は次男に等と書きます。

また、相続人ではないけれども特にお世話になった方(例えば叔母が日常生活の支援をして

くれたなど)に、一部の財産を贈与する等と書く場合もあります。

 

このような財産の配分の他に、遺言者の考えを相続人等に伝えるために(付言事項)を

書くことがあります。

ア、この遺言書を書いた理由

イ、財産配分に当たって考えたこと

ウ、相続人等に伝えたいこと、お願いしたいこと

エ、相続人等への感謝のことば

など

 

(付言事項)を書くことによって、相続人等関係者に遺言者の考えを具体的に伝えること

ができ、円満な相続に役立つことになります。

 

遺言書は法律に定められた要件を満たす必要があり、当事務所は遺言者のお話をしっかり

お聞きして、有効な遺言書が作成できるように支援させて頂いております。

遺言書作成についてご不明な点がございましたら、お気軽に問合せ、ご相談下さい。